悩みタイトル

股関節の動き出しの痛み
足を引きづるような歩き方をしてしまっている
股関節が夜休んでいると疼くような違和感や痛みを感じる
しゃがむなどの股関節を強く曲げる動き、抱え込むような動作が痛みなどで出来ない
左右の脚の長さが極端に違う

みなさんこんにちは、浦添宮城接骨院です。
この記事を読んでいる方、またはその周りの方々で、上記のお悩みをお持ちの方は、
変形性股関節症を疑った方がいいかもしれません。

変形性股関節症に対する当院の考え

変形性股関節症は、特に40代以上の女性や股関節に発育不全を持つ方に多く見られる疾患です。

この症状は、動き出す際の鼠径部の痛みや股関節の動きの制限、足を引き摺るような歩き方、股関節周囲の筋肉の萎縮と筋力低下を伴い、日常生活に大きな影響を及ぼすことがよくあります。

変形性股関節症には、一次性の原因が明確でないものと、何らかの病態や疾患によって連鎖して現れる二次性のものがあります。
特に後者の二次性股関節症が多く見られ、関節の変性が進行してしまった状態で完全に治すのは難しいかもしれません。

ただし、進行を遅延させたり、筋委縮による障害を予防することは可能と考えられます。

変形性股関節症を放っておくとどうなるのか

放置した変形性股関節症は、多くの症状で患者様を苦しめることになります。

歩き出した際の痛みなどが以前に挙げたようにありますが、悪化すると持続的な痛みや夜間痛が現れ、休んでいるだけでも辛くなることがあります。

この症状により、股関節の動きや可動域が制限され、股関節の曲げ伸ばしから捻り、踏ん張りなどが困難になる場合があります。また、足の爪を切る・靴下を履く・しゃがむなどの日常動作が困難になることもあります。

さらに足の長さが左右で変わり、変形が進行すると強いO脚やガニ股になり、足を繰り回すような不安定な歩き方になることがあります。
そのため、段差を乗り越えるのも一苦労になり、手術も視野に入れる必要があるかもしれません。

変形性股関節症の軽減方法

股関節の変形性関節症に対しては、保存療法がいくつかあります。
整骨院では、主にサポーターによる保護と関節周囲の筋力増強が中心となる施術を行います。

関節周囲の筋力を強化することで、大腿骨骨頭と寛骨臼の激突による破壊や変形の進行を抑える効果があります。
また、痛みによって筋肉の使用が制限されてしまい、筋肉の萎縮や血行不良が起こることを防ぎ、下肢が細くなることによる歩行の不安定や下肢末端の症状を予防します。

サポーターは筋肉の張力を補助し、不安定になった関節を保護する面で効果的です。

その他、疼痛に対する施術としては、整形外科などで鎮痛剤や関節内への注射が主な方法として利用されます。

変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

変形した関節に対しては整骨院で行う施術は限られておりますので、病院での関節温存術や人工関節置換術などの手術療法を医師と相談し、適切な治療方法を検討することになります。

一方、関節症を予防していくことを中心に考える場合、当院では以下の2つのメニューがおすすめです。

まずは、関節周囲の柔軟性を強化することと筋力を増強することが大切です。

関節周囲の柔軟性を高めるためには「筋膜ストレッチ」というメニューが効果的です。
これは股関節だけでなく膝、足首、骨盤周囲、わき腹、肩関節を共同で動かして伸ばし、関節の協調性を高めて負担を分散することを目指します。

次に、筋力強化には「楽トレ」というメニューをおすすめします。
これは股関節を跨いでいる腸腰筋群や腹横筋、中殿筋といったインナーマッスルやアウターマッスルを効率よく刺激し、関節の安定性を強化します。
ただし、手術で金属が入っている場合は楽トレは適応外となります。

当院では、患者様の健康を第一に考え、関節症の予防から施術に努めております。どうぞお気軽にご相談ください。専門のスタッフが丁寧に対応いたします。

その施術を受けるとどう楽になるのか

筋膜ストレッチは、全身の筋肉を覆っている筋膜の癒着を剥がし、より滑らかな動作を取り戻し、身体をより動かせるようにすることを目的としています。
このメニューでは、深呼吸とともに股関節を中心に動かせる範囲で、各6方向に関節をゆっくり伸ばします。
炎症を避けるために、勢いをつけることは避け、気持ちよい程度の刺激を目安とします。関節の協調性を高めて負担を分散し、柔軟性を強化する効果が期待できます。

また、楽トレは電気刺激を用いたメニューで、患部にゲルパッドを貼って行います。
8つのパッドは身体の最大10数cm奥の組織にまで電流を届かせることができ、自力ではトレーニングの難しいインナーマッスルや骨同士の奥にある関節も効果的に刺激して、血行を増強させることが期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

関節に異常をきたす原因は、元々の発育異常や形成不全、外傷や骨端症、壊死症などの疾病の続発症である場合や、長い時間をかけて負荷が蓄積されていくことによるものがあります。
これらの要因が遂に見える形で、我慢できないほどの症状として現れることになります。

関節の問題は、数年または数十年にわたって生活の中で負荷がかかり続けることで生じることが多いです。
そのため、施術には1年以上かけて身体と生活習慣を変えていく必要があります。そうでなければ、症状の悪化や変形の進行を止めることは難しいでしょう。

週に2回以上のトレーニングと関節の体操を継続することで、新しい自分へと変わっていけるお手伝いをしていきます。

当院では、患者様の健康を第一に考え、筋膜ストレッチや楽トレといった効果的なメニューを提供しております。ご興味がありましたら、ぜひ一度ご来院ください。専門のスタッフが丁寧に対応いたします。