産後腰痛
産後腰痛とは?
昔から腰痛は妊婦さんにつきものと言われており、妊娠中には約7割の妊婦さんが腰痛を感じると言われています。出産後にはその割合は少し減りますが、それでも約半数近くの女性が腰痛を感じている状況です。特に、産後は背中や骨盤周辺の痛みが特徴的です。
産後の腰痛とは、様々な原因によって引き起こされる出産後の腰痛のことを指します。主な原因としては4つあります。
1.出産中に分泌されるホルモンの影響
2.妊娠中に筋肉が引き伸ばされることによる腹筋の筋力低下に伴う腰痛
3.育児中の不良姿勢による腰への負担
4.子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系疾患による腰痛
が挙げられます。
産後腰痛の根本原因は?
産後に腰痛を引き起こす主な原因は、4つあるとされています。
1つ目は、ホルモンバランスの変化と骨盤の変化です。
出産時には、骨盤を広げるために「リラキシン」というホルモンが多く分泌されます。このホルモンの働きにより赤ちゃんが産道を通りやすくなりますが、その反面、骨盤周辺の靭帯や組織が緩みやすくなり、腰痛を引き起こすことがあります。
2つ目は、腹筋の低下による影響です。
腹筋は姿勢を保つために非常に重要な筋肉です。しかし、妊娠中、赤ちゃんが成長する過程で腹筋が引き延ばされ、筋力が低下してしまいます。この結果、姿勢をうまく保てなくなり、腰痛が発生しやすくなります。
3つ目は、育児による不良姿勢です。
抱っこや授乳、前かがみになる動作が続くことで、腰に負担がかかり、慢性的な腰痛が発生することがあります。
4つ目は、婦人科系疾患の影響です。
出産経験に限らず、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系疾患が、周辺の神経や筋肉に影響を及ぼし、腰痛を引き起こすことがあるとされています。
こんなお悩みはありませんか?
出産後の腰痛が長引く
抱っこやおんぶ、授乳時に腰が痛くなる
自分でストレッチや骨盤周りのケアができない
朝起き上がるときに辛くなる
中腰でのおむつ替えや育児がつらい
産後腰痛に対する当院の考え
産後の腰痛は、前述したようにホルモンバランスの変化による骨盤の開いた状態、腹筋の筋力低下、育児中の不良姿勢、さらには子宮筋腫などの婦人科系疾患が、単独もしくは複合的に原因となって発生するものと考えられます。婦人科系疾患に関しては、専門の婦人科受診をお薦めいたします。
それ以外の骨盤の開きや筋力低下、不良姿勢に関しては、当院で対応する施術メニューがございますので、どうぞお気軽にご相談ください。
産後腰痛はなぜ起こるのか?
産後の腰痛の原因として、生活の中で腰を痛める主な要因は育児中の不良姿勢が関係しています。
育児では、抱っこやおむつ替え、授乳など様々な姿勢を取ることが多く、これらの作業が腰に大きな負担をかけることがあります。特に前かがみの姿勢が増えることで、骨盤や腰椎が開きやすくなり、腰への負担が大きくなります。同時に、腰の筋肉にも負担がかかり、筋肉が緊張することで腰痛を引き起こしやすくなります。
産後腰痛を放っておくとどうなるのか?
産後の腰痛を放置すると、慢性的な腰痛に発展したり、体のバランスが崩れやすくなることがあります。さらに、痺れや痛みが増してしまう可能性もあります。慢性腰痛では、起き上がりや動き始めの際に痛みが生じたり、下半身に痺れが出ることがあります。
産後は骨盤が緩んでいるため、骨盤がズレやすい状態です。この骨盤の歪みをそのままにしておくと、骨盤が歪んだまま固まってしまい、血流が悪くなり代謝が低下します。その結果、腰の疲労感や痛みが残り、症状が悪化すると痺れも生じてしまうことがあります。
産後腰痛に効果的な当院の施術メニューは?
当院の産後腰痛に対する施術メニューとして、産後骨盤矯正をご紹介いたします。
当院の産後骨盤矯正では、全身の骨格矯正も行っております。産後の骨盤へのアプローチでは、出産時に開いた骨盤を引き締め、位置の矯正を行い、さらに骨盤周りの筋肉にストレッチを加えることで、骨盤周りの症状の軽減が期待できます。
また、併せて筋力トレーニングを行うことで、腹筋の筋力を戻すことが可能です。
その施術を受けるとどう楽になるの?
産後骨盤矯正を受けることで、どのように楽になるかについてご説明いたします。
骨盤周りの筋肉をストレッチすることで、筋肉が緩み、骨盤が整いやすくなります。そして、骨盤を引き締め、整えることで、骨盤周りの筋緊張が軽減し、血流やホルモンバランスが整うことで、骨盤が閉じやすくなります。これにより、正しい姿勢が取れるようになり、育児中の中腰や授乳中の姿勢による腰痛の軽減が期待されます。
さらに、付加的な効果として、産前のプロポーションに戻りやすくなり、産後に着られなくなったボトムスやスカートが再び着られるようになったというお喜びの声もいただいております。
産後腰痛を軽減するために必要な施術頻度は?
産後腰痛を軽減するための通院頻度についてご案内いたします。
早期の施術を目指しておりますので、通院初めは週に2~3回の通院をおすすめしています。症状の重さによっては、半年から1年以上の通院が目安となります。通院初期にしっかりと通うことで骨盤周りが整い、3ヶ月から半年には週に2~3回、半年から1年の間には週1回と、徐々に通院頻度を減らしていくことができます。
当院では、通いやすさを考慮したフリーパスという定期券をご用意しておりますので、ぜひご相談ください。