不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 最近眠っても疲れが取れておらず、翌日以降まで不調や疲労を持ち越してしまい辛いです。これは不眠症なのでしょうか?
A ご質問ありがとうございます。眠っても疲労が残っている状態が続いている場合は、不眠症状である可能性が高いです。
不眠症は4種類の睡眠障害が1ヶ月以上続く事で、様々な不調が出だした状態です。さらに、この状態が持続すると不眠恐怖と呼ばれる状態に陥り、余計に症状が酷くなると言われています。
日本生活習慣予防協会の2018年の調査によると、ここ1ヶ月十分に睡眠で休養がとれていないとされた成人の割合は21.7%と5人に1人以上だったそうです。また、不眠症の患者様は加齢により増加傾向にあり、60歳以上の方になると3人に1人は不眠といわれています。
不眠症の原因は様々で、対処法も異なります。そのため多くの方々が抱え込む問題であり、今後も広がりを見せることは間違いない病気と言えるでしょう。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 不眠症にはどのような症状があるのでしょうか?また、自分自身で出来る予防や対策はありますか?
A ご質問ありがとうございます。不眠症には4つのタイプがあり、それぞれ症状が異なります。
・寝つきの悪い「入眠障害」
・眠りが浅く途中で何度も目が覚める「中途覚醒」
・早朝に目が覚めてしまう「早朝覚醒」
・ある程度眠ってもぐっすり眠れたという満足感(休養感)が得られない「熟眠障害」 (厚生労働省 e-ヘルスネット より抜粋)
これらの症状が一つ以上当てはまり、更に1ヶ月以上持続し、意欲の低下や頭痛・めまいといった種々の不調が日中現れ、仕事に影響がでてしまったものが不眠症です。
また、ご自身で行っていただける対策といたしまして、
・起床、就寝時間の一定化……体内時計の乱れはバイオリズムの狂いにより眠るべき時に眠れなくなります。平日休日関わらず同じ時間に起きて眠りましょう
・太陽の光を浴びる……強い光は体内時計を調整する作用があります。光を浴びて14時間後に眠気を生じるとされているので、夜強い光を浴びるのは避けましょう
・寝酒を控える……寝つきが良くなる気がしてもその効果は長く続きません。却って早朝覚醒を増やす要因になりますので、不眠対処には使えません。
(厚生労働省 e-ヘルスネット より抜粋)
などの生活習慣を整えていく事が、遠回りに見えても結果的に健康的で活力に満ちた生活の近道になりますので、一度お試しいただいてはいかがでしょうか?
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 不眠症になる原因はなんでしょうか?
A 不眠症になってしまう原因として、「ストレスと緊張 / 様々なからだの病気 / うつ病などのこころの病 / 薬品と刺激物 / 劣悪な生活環境や生活の乱れ」など、様々な要素が考えられます。また、周囲の環境や生活サイクル、カフェイン、喫煙、アルコールなどが不眠症の原因となる場合もあると言われています。
さらに、当院にお越しの患者様の中で不眠気味だと訴える方の多くは、全身の強い緊張や頭痛などのお悩みをお持ちでした。仕事や家事、育児などにより立ち姿勢や座り姿勢が歪み、その体を支えるために凝り固まってしまい、血液循環の悪化や頭痛、首や肩の凝りを起こし、そこから不眠にも繋がってしまうこともあります。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 整骨院では、不眠症状の軽減に対してどのような施術をしていただけるのでしょうか?
A 当院では、不眠症状の軽減に対して、様々な施術メニューをご用意しておりますので、ご紹介させていただきます。
『猫背改善矯正』 身体が凝り固まったことによる頭痛の軽減や姿勢の矯正を行いたい方向けの施術です。上半身の前後左右を呼吸と共に伸ばし、丸まってクシャクシャになり固まった体を解くことで首の根本と肩甲骨、胸を伸ばしてしっかりと呼吸できるようにする施術です。
『クラニアムプロポーションチェンジ矯正』 強い肩こり緊張由来の頭痛と目の奥の辛さ、まさに不眠症気味の方への施術として、仰向けで頭部の歪みや浮腫みを確認して側頭部や後頭部を中心に首の筋肉のつけ根や歯を食いしばる筋肉、固まった表情筋周りなどを摩る様にアプローチして頭痛不眠対策をします。
『楽トレ』 真っすぐを維持できない腹筋は運動不足なだけでなくストレスの過食などで血行不良で冷えてしまっているので、最大18cm奥まで刺激が走り、横になりながらインナーマッスルを鍛えられて結果的に頭部の安定性強化と不眠予防になります。
以上のメニューがございますので、お気軽にご相談ください!
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 鍼灸施術が不眠症の軽減に良いと聞いたのですが、どのような施術なのでしょうか?
A 鍼灸施術とは東洋医学で心の疲労を体からアプローチ、見えないはずの内臓の状態まで読み取りピンポイントで効かせていくような不思議な施術法で、髪の毛よりも細い医療用の鍼やお灸を使い、目に見えづらい内面の施術を行っていく手技のことです。
不眠症における鍼施術のアプローチとしては睡眠に大きく関わるだけでなく、人間の活動や内臓のオンオフの切り替えに重要な自律神経系に対して施術をしていくことになります。
背骨の両脇、脊髄からの神経の出所を狙って症状に応じた部位に鍼を打ち、眠れない、自律神経の交感神経が優位に傾きがちになった体に均衡を取り戻す手助けをしていきます。
また寝不足になった方の身体は強く張り詰め、過敏になるほか窮屈になった血管や神経によって循環が悪化、手足が冷えている方が多く診られますが、冷えが気になり眠れない、ムズムズも気になる場合にも有効な場合が多いです。
ご興味のある方はお気軽にお声掛けください!