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脊柱管狭窄症について

脊柱管狭窄症とは?

『脊柱管狭窄症』とは

背中には「脊柱」という一般的に「背骨」と呼ばれる部位があり、その中には神経が通る管「脊柱管」が存在します。ここから神経が伸び、体全体に広がっています。

脊柱管や神経の分岐部分が狭くなり、神経が圧迫されることで腰痛や手足のしびれが生じるのが『脊柱管狭窄症』です。

脊柱管狭窄症の根本原因は?

『脊柱管狭窄症』が生じる原因は一つに限りません。

一般的に「腰を繰り返し使用する動作(重い物を運搬すること、畑仕事や工事の現場作業など)」や「肥満」による腰への負担が挙げられます。また、脊椎の背面に位置する”黄色靱帯”と呼ばれる靱帯が何らかの原因で厚くなることも症状の引き金となります。

高齢者や女性では、脊椎圧迫骨折や側弯症などの骨の変形により脊柱管内に圧迫が生じることが多く、それが脊柱管狭窄症の診断となることがあります。このため、姿勢の悪さも原因の一つと考えられます。

こんなお悩みはありませんか?

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『脊柱管狭窄症』の症状は椎間板ヘルニアやぎっくり腰の症状と似たものがありますが、具体的には以下の症状があります。            

頭痛
下肢の痺れ
歩行障害
排尿・排便障害
下肢の筋力低下

腰痛や下肢の痺れは神経圧迫によって起こる症状です。また、歩行障害は歩いていると腰から下の痛みや痺れで辛くなり、休んでいると楽になるということを繰り返す動きが出てきます。神経圧迫が進むと下肢の筋力が低下、排泄がしにくくなります。

脊柱管狭窄症 に対する当院の考え

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『脊柱管狭窄症』は、歩行障害がよく見られます。10分から15分ほど歩くと脚に痺れが生じ、少し休むことで改善する症状です。一時的に休めば歩行が可能なので、問題ないと思う人もいますが、実際には痺れが生じると歩行感覚が鈍り、転倒の危険もあります。そのため、痺れを恐れて外出や歩行を避けるようになり、段々と活動量が減り、最終的には車椅子生活になることもあります。

歩行が制限されると日常生活の質が低下するため、ただ日々を過ごすのではなく、健康に生きるために『脊柱管狭窄症』は治療をしていく必要がある症状の一つだと考えています。

脊柱管狭窄症 はなぜ起こるのか?

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後天的要因と稀にみられる先天的要因があります。

多くの場合、後天的要因が主であり、特に加齢によるものが挙げられます。加齢によって椎間板が潰れ、それによって背骨が不安定になります。その結果、背骨の変形や脊柱管内の靱帯の肥厚により、脊柱管狭窄症が引き起こされることがあります。この症状は、平均年齢60歳以上の高齢者によく見られ、40歳以上から症状が表れることが一般的です。

一方、稀にみられる先天的要因としては、生まれつき脊柱管が狭い場合や、思春期に脊柱管が広がらない場合があります。こちらも30歳から40歳の間に多く見られます。

脊柱管狭窄症 を放っておくとどうなるのか?

腰痛イメージ

脊柱管狭窄症は安静にしていたり前かがみでの休憩で症状が和らぎますが、その状態を放置していても自然と治ることはありません。

症状を放置してしまうと

・足に力が入りにくくなり、つまずきやすくなる
・階段の上り下りがきつくなる
・長距離を歩くことが難しい
・足の痺れや痛みが強くなる
・尿が出にくい、残尿、尿漏れなどの障害

など、日常生活にも支障をきたしてしまう症状が表れることがあります。

足の筋力が低下することで歩行困難になる恐れや、尿の排出障害・排便障害を引き起こしてしまいます。症状が進行してしまった場合、脊柱管狭窄症は手術が必要になってしまいます。

脊柱管狭窄症 に効果的な当院の施術メニューは?

施術と院のイメージ

脊柱管狭窄症に効果が期待できる当院のメニューは、鍼施術です。

椎間板の潰れを防ぐために、背骨周りの筋肉を柔らかくすることで負担を軽減し、症状の軽減が見込めます。鍼を体内に刺激することで電気信号が生まれ、自然治癒力が高まり、傷ついたり疲れた筋肉の修復を促進します。これにより、背骨周辺の神経の圧迫を予防できます。

また、痺れの症状にも鍼が有効であり、鍼による刺激が腰部周辺の血流を改善し、筋肉の緊張や疲労を解消します。さらに、鍼の刺激が神経系に作用し、痛みやしびれを抑える化学物質や神経伝達物質が放出されます。

その施術を受けるとどう楽になるの?

紹介イメージ

鍼を受けると、身体の中でいくつかの変化が起こります。

まず、鍼が筋肉や組織に刺さると傷を治そうとする反応が起こります。その結果、血液やリンパの流れが良くなり、酸素や栄養が届きやすくなります。

また、鍼による刺激が神経系に伝わり、痛みを抑える物質が分泌されたり自律神経のバランスが整ったりします。これによって、自然治癒力や免疫力が高まり、症状が軽減されます。

以上の鍼の効果を合わせて背骨周辺の神経の圧迫を防ぐことが期待できます。

脊柱管狭窄症 を軽減するために必要な施術頻度は?

基本は週に2回をまずは目標にしてご来院していただきたいです。どれくらいで症状が軽くなるかは人により変わりますが、2~3日で症状が戻りやすいので、まずは週に2回が目安になります。
症状が重たい、早めに治したい、といった要望がある場合は週に3~4回、来られるのであれば毎日でもご来院していただくと、早期に症状を軽減していくことが見込めます。

お悩みの方は、まずは当院にご来院ください。お身体の状態と要望を確認し必要な施術回数をお伝えいたします。